『ブドウ様』の鳥襲撃

７月のある日の朝､3月頃から手塩に掛けて育てたブドウが､成育期の過程でご覧の様に完膚なきまで食い荒らされた｡
実の成育過程で､青色の果実が赤みを帯び､甘みが付くころ､狙い撃ちされ､殆ど食われ､茎の部分を残し､実は無くなっ
ている｡
この種の事故はＴＶでも放映され､収穫を前に果物が畑嵐に襲われ根こそぎ､持っていかれ､農家は呆然とする｡一度抜
かれた果実は戻しようもなく､被害当事者の悔しい気持ちは幾ばくもなく､深い底に陥れられる｡
今回のささやかなブドウ作りであるが､一気に襲撃され悔しい思いは､相通じる｡

棚に下がっているブドウ全体の半分かあるいはそれ以上に及んでいる｡特に西側は殆ど食いつくされ､壊滅的であった｡

それまで薬散布などで病気にかからず順調に育っていたブドウの姿を棚下に毎日確かめ､楽しみにしていた｡
それがよもや､襲撃されるとは思ってもいなかった｡期待した収穫を前に、戻すことも出来ず『悔しい～』