ヒマラヤヒルズでルーフタワーを設置、ホイップアンテナを取り
付け大活躍した7M3OUK局の自慢のアンテナ設備。
元より屯所への誘導案内や、近隣への広報活動に威力を発
揮し、存在感を示した。
こんな立派な無線設備を構築しながら、文明の利器に背を向け
移動の武装を出来ない丸腰の当局(JA1BYP)はヒマラヤヒルズ
周辺の「六国台」から更に尾根道を完全に迷走、拠点基地到着前
にヒマラヤヒルズの藪に遭難しかかった。
高台で無線の好適地、昨年の宴会場との思い込みで、勢い込
んで、階段をよじ登り、「六国台」にたどり着いたが、宴会場の姿
は元より人影さえ無く、辺りは野鳥のさえずりだけの世界にしばし、
呆然とする。
事前に電話を貰い、「何時もより奥」を聞き、更に忠実に、「六国台」
から奥へ向かったが、徐々に下る道に、桜の木など縁遠い秘境の世
界に、入り込んで行く。たぬきやイノシシの出会いも覚悟しながら、
恐る恐る探索したが、人の姿も見受けられなかった。周辺のあらぬ
様子から、どんどん深みにはまる周囲にようやっと目覚め、来た道を
戻り、ようやっと木陰に身を隠す野営陣地を見つけ出し、転がりこむ
ように滑り込んだ。
「ハーハ、ハーハ、ヒーヒ、こんな所に隠れて」と思っても口には出
なかったが、我が家から出て、1時間半、急峻な階段と尾根道の
アップダウンにヒマラヤヒルズは遠かった。
無線機を持たないやはり、ハンデイであった。(座布団)

「チエックメイトキングⅡこちらはホワイトロック」「只今ヒマラヤヒルズ野営地構築完了」「場所はヒマラヤ頂部から、下がった平
坦部、桜の木の下、野営地確保」「目標、平山城址トイレ直下」「各位、食料、ツマミとアルコールは適量を判断、持参し11:00に
野営地の桜の木の下に集合せよ」「野営地周辺には数カ所、シートを敷き、既に臨戦体勢にある所もあれば、シートを引いたまま、
無人のまま一向に姿を見せない怪しげな集団もあり、野営を艤装するアルカイダ一派か尚監視を要す」と、サンダース軍曹、
7M3OUK局は友軍に通報していたようであった。
状況をわきまえず取り敢えず撮った1枚、映された画像にちょっとカメラのアングルが赤裸々にある頂部を狙い、まずかったかな?

常連局JF1SVV局は出勤で参加出来ず、JA1KNT,7M3OUK,JA1BYPの3局で1年ぶりの花見野営を祝して乾杯。
暫くして、JA1TOE局の430呼び出しに、こちらに向かって、やってくる旨の連絡を受ける。平坦路から徐々に近づく
やりとりの中、無線機から「ハーハ、ハーハ、ゼーゼー」と急峻な最期の階段で息切らすうめき声に何とか声を絞り
出す声がリアルに伝わって、思わず笑ってしまう。皆同じ、道を辿ってたどり着いただけに、苦しみを克服した優越
感を甘受しているようであった。
次いで、ヒマラヤの住民でもあり、自分の庭先でもあるJA1LWX局も参加、飲めない来訪にわざわざ、大量の焼きとり
を差し入れ頂き、賑やかに輪が拡がった。