Slide Auto

普段、水中を殆ど居場所とするアザラシが食事をするときに、前足で手描きし、尾っぽを地面に叩くような
ユーモラスな姿で懸命に丘に上がって来る。
多少の学習能力を持つ様で、餌を仲介に係のお姉さんとの、息のあったやりとりが面白く、その時間になる
と黒山のひとだかりで、人気が高く、ちょいと遅れると人の背中しか見えないこともある。

水中に半身浮かびながら泳いでいる。
水を得た魚のように、地上では不自由に弄んでいた動きが、滑らかになり、前後左右に、時には潜ったり
忙しく動き回る。
水陸両用を自分のフィールドとして使い分ける、動物である。

池の地下部分がガラス張りであり、目の前を凄い勢いで泳ぎ抜ける機敏な姿に、思わず歓声があがる。
この平面上のガラス板を通した大きな水槽や、円柱状の水槽を一瞬にして縦横に素早く移動する知られ
ざる新たなアザラシの世界を見ることができる。
この大きな水槽と円柱状の水槽が巧みに水路になって、見るものが感動呼ぶ、舞台装置になっている。
カメラの映像を通して、一生懸命アザラシを追っかけフォーカスするが、瞬く間に消え去ってしまう、早い動き
の水中ショーは何時までもこの水槽に釘付けされてしまう。
その動きの早い動きのアザラシショーをようやく捉えた何枚かの写真をスライドで纏めてみた。
水槽内を自由奔放に動き回っている姿が、画像を通して判ると思うが、よく見ると泳いでいる時は何時も腹を
上にしている背面泳ぎが、新たな発見でもあった。