傾斜面に沿って、赤、黄、紫と原色に近い花がきちんと整備され、見事に咲き誇っている。
その周囲を周回コースが準備され、のんびり散策出来ることは勿論、トロトロ走る遊園地気分の専用カートで周回出来る。

花畑の片隅に実もたわわに艶やかな紫の実がご覧の通りびっしりと付いている。
何だろうと近づき、プラムであることが判った。
乾燥した状態で、独特の甘味を持った果実として、食卓を飾るが、初めて木の実として生育する姿に初めてお目にかかった。
この熟成された見事な色つやにひかれ、風に吹かれ、木の周辺に落ちていた物を拾って食べたが、さほど感動を呼ぶ甘さは
なかった。
持ち主が丹精込めて作られた成果物だけに、落ちている物であれば咎めは無いだろうと、卑しく口にしてしまった。
未だ熟成前なのか、或いは天日乾しで、甘受されるのかであろうか・・・。

国道237沿いの緩い傾斜面の続く丘陵地帯にようこそ「セレブの丘」への案内板に迎えられる。
昨日の旭川では厚い雲に覆われ、時折降る雨に傘をさす生憎の天候であったが、当日はご覧の様な青空に恵まれ、思わず
「ラッキイ～」とばかり、車から降り、軽いステップで自然に唱えながら、お天道様に光輝いている花畑に入っていく。