□網走監獄

◇網走監獄入口

◇網走刑務所の旧庁舎

正面ゲート入口の正門は郊外にある網走刑務所二見が丘農場にある正門

明治10年前後の学校や官公庁の建築に見られる、和洋折衷の建物内部には面会所、所長室がある。

人寂しく思わぬ所に、本物そっくりの受刑者が、突然と姿を表し、その姿に驚いた。制服にサーベルの看守、頭に
すっぽり被った囚人の時代を感じる姿で、厳しい監守の監視のもと受刑者を移動させている。実にリアルに蝋人
形で表されている。明治以来の最果ての僻地で受刑者たちの厳しい生活ぶりのベールが剥がされた。

刑務所の近代化計画により新しい近代的な鉄筋コンクリート建ての舎房が完成し、従来あった旧網走刑務所獄舎を
移築し、博物館として公開している。明治の姿そのままに開拓当時からのベールに包まれた監獄と、背いた刑の重み
を背負いながら北の僻地で更生の道を歩む受刑者の非日常的姿がリアルに紹介されている。

□網走

道東に位置し、網走の北東部はオホーツク海に面し、能取湖始め、網走湖など自然立地に恵まれた網走国定公園
があり、道東の代表的な観光の拠点の一つである。網走と言えば「監獄」と代名詞となってしまった場所でもあり、そ
の姿をそっくり見学出来る。規模から言っても国内唯一の異色な博物館もある。