富良野

北海道のへそと言われる、中央の位置にある。
1981年からフジテレビで放送され，人気ドラマ「北の国から」から、富良野の世界を一躍茶の間の話題に載せた。
富良野駅前の駅から見て、右側にしばらく歩くと石造倉庫で「北の国から資料館」があり、富良野市の麓郷(ろくごう)
のロケセットや写真集が飾ってある。
"北の国"に広げられる人気ドラマが観光の一つの目玉になって、此処に訪れるフアンもかなりいるようだ。

写真は山の頂きに、滑降コースの為に樹木を落とし、引きちぎられた地肌がいやでも目に入る。ワールドカップの滑降
コースに逞しき若者の競い合う滑りに、全世界の目が向けられたところだ。頂上に結ばれる高速リフトやゴンドラがオフ
シーズンの今ゆっくり休んでいる。華やかな銀世界での滑降コースも、人影は全く見られず、緑に包まれる斜面は普段
TV画像から見られる世界とは全く、別の世界の表情を持っている。道内でも最も寒い所に位置し、冬季はパウダースノウ
の極上の雪質を保証してくれるだろう。

富良野から日高へ向かう国道途中であった。
ふと、上空を見上げると、ご覧のような色鮮やかな軽気球が
フラフラと舞い上がった。
「遊び屋」の看板がくっきり見え、その軽気球の最下部には
小さなかごが付いている。
広大な富良野の草原を遥か上空から眺める、「遊び屋」の
夢を託した、贅沢に思わず、車を止め、突然現れた上空の
浮遊物の行方を追った。