日高の国道R235は海岸に続くが、その山側に国道と平行して走る道はサラブレッド牧場群のど真ん中を横断する
競馬フアンにはたまらないルートである。此処日高周辺は国内競争馬の80%を生産すると言われ、競馬フアン必見
のサラブレット王国だ。かっては国内のビックレースで活躍した名馬たちは種馬として第二の人生を送っている。
優秀な名馬を作り上げる為には小職のような汚れきった雑菌の持ち主を極度に恐れ、人おも寄せつけない徹底的
な管理をしているため、非公開の場所もある。
純粋培養された大事な大事なお馬さんが此処から育てられ、時代のヒーロとして羽ばたいていく。
名馬との触れ合いは当然のことだが見学の可否 、時間などの事前確認と牧場では見学のマナーが必要である。
□日高牧場
馬には全く素人の小職には専門的なことは
判らないが、素人筋が見ても、
この色つや、徹底的に絞られた筋肉に
ただ者ではないぞと、風格さえ感じられる。


10数年前、あの名馬トウカイテイオーとの近接対面が行われる。僅か10分間の対面にベストポジションを確保するため
容赦なく照りつける炎天下に30分間の我慢比べである。何処から聞いてくるのか、続々とファンが押し寄せ瞬く間に
黒山の人だかり、過去の栄光にフアンの熱い目線、 未だ衰えぬ人気スターとの出会いに驚いてしまう。
名馬との触れ合いに柵越しに群がるカメラ小僧やカメラ親爺が花道から現れるのを今か今かと待つ。
定刻をチョット過ぎ、人手に手綱をひかれ、遙か彼方からのスター登場に静かな見学場は「ウオ〜〜ン」と地鳴りのよ
うなドヨメキと歓声があがった。 
□平取町にて
広いサラブレッド牧場のなかで、自由に戯れる馬の群れ。
親馬に付いて廻る子馬の姿などのんびりした様子についうっとりと眺めてしまい、時の経過を忘れさせる。
こんな群れの中から、果たして、どの馬がスターダムにのし上がる、英才馬が育っていくのであろうか・・・。
天然立地にめぐまれた自然動物園、競馬フアンでなくてもたっぷり楽しめる。
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