戦国の世に名を馳せた武将の家紋もその土地イメージが強いが、時の経過が一門の荒廃などにより全国へ
散っていったことなどそれぞれ歴史背景を引きずっている。
家紋は時代の経過と共に武士の興亡や信仰普及によるもの、伝来の遺産が他家に利用されてしまうもの、
人の移動など色々の要素が重なり、長い間に家紋と出自の関係が崩れ、必ずしも家紋のみで出自を決定する
ことが困難になってしまった。
その事例を丸山浩一著「家系のしらべ方」から引用してみた。