現地の案内板から、写真の位置関係が良く判る。
八ヶ岳の一つ赤岳が海抜2889m、
以下の写真で紹介してある「まきば公園」が海抜1429m
更にその下の小梅線の清里周辺が海抜1300mである。
八ヶ岳を中心に八ヶ岳高原ラインとその下に小梅線が
すそ野をダイナミックに走っていることがわかる。

雄大な八ヶ岳の裾野には、案内板の通り、サイクリング・
乗馬・テニス・ゴルフ・牧場・ハイキング・スキー・
スケート・温泉などの施設が整備されており、老若男女
季節をとわず人を集めている。

◇八ヶ岳牧場

車窓から一際際立つ南アルプスの八ヶ岳連峰は果たしてどんな山容なのか、近づいてみる。
案内板にもある八ヶ岳のすそ野である標高1429mの 「まきば公園」から、眼前に迫る「八ヶ岳連峰」の厳しくも
雄々しき姿に目を奪われる。
2800mクラスの山々が居並び、険しい山容の赤岳、権現岳を中心に取り囲まれる。
その山々の手前に広がる草原は「八ヶ岳牧場天女山分場放牧地」雲一つ無い青空のもと、晩秋の"八つ"の姿 である。
此処の高原から手の届くような目と鼻の所の距離に八ヶ岳はある。

◇高さの位置関係

◇八ヶ岳と小海線

一方そこから反対に振り返ると南アルプスを背に緩やかな斜面が360°目一杯拡がる大牧場となる。

限りなく続く、広い台地一面にグリーンのじゅうたんを敷き詰めた空間に牛や馬の、のんびりした放牧姿が見える。
都会の忙しない世界から広々とした空間と静寂の中では地球も時間も止まってしまったような感覚に陥る。
更に下の方に降りると、こうした牧場と隣り合わせに、高原野菜の畑が広がり、八ヶ岳のすそ野は豊かな大地を造
り出している。
この限りない大草原から、僅か海抜100m下の所にロマンを載せた小海線の鉄路が走っているのである。