地下鉄「九段下」駅では音楽まつりを見終え、帰路につく人、これから会場に向かう人の渦が重なる。駅から靖国通り
日本武道館等がある北の丸公園への入口、田安門を潜り、会場の武道館まで殆どこのコースに雑踏の切れ目が無
かった。老若男女、果てはバギーに乗った幼児の家族連れまで、広い層に受け入れられる催しである。

会場は国際的、独特の雄姿で身を固めたオーストラリア兵。大きく逞しい兵士も、3人を前に活発な大和撫子に、多少
引き気味に、微笑みまじりに受け答えしている。何処まで通じるのであろうか、逞しいなあ～

会場付近では大きなヘルメットを被り、全身迷彩色の戦闘体勢の男女のマスコットキャラクターが愛嬌を振りまき
和む雰囲気作りに一役買っている。二人の名前は「陸BOYタクマくん」と「陸GIRL ユウちゃん」と命名されている。

愛する人、愛する日本のために僕ら、私たちは護ります。ややもすると平和のぬるま湯に浸り、きっていたが、地球
上ではあちこちで紛争の目が吹き出し、国の舵取りが難しくなってきた。
出来れば何時までも平和裏に納まって欲しいが、逞しく頼りがいのある陸上自衛隊をタクマくんとユウちゃんが担っ
ているようである。
まあ、そんな難しい論議はさておき、今宵は音楽祭を通じて、音と演舞の世界に心酔したい。