梵天山古道から、神明に抜ける坂道を横断すると、
ご覧の様な農道に出る。
左側は崖、右側は農地で狭い、凸凹の生活路は、
時折トラクターに遭遇する位の日野の謂わば
秘境である。(こんな事を言うと近隣の方に怒られ
るかもしれないが)
左側の切り株には良く見ると、椎茸の栽培など
神明の台地の豊かな自然が見える。

都心から35km,首都圏に通うには格好の住宅地として、その開発は未だに衰えそうにもない。
多摩川と浅川の清流と恵まれ、近くの公園では湧水が緑豊かな自然を作っている様で、そんな自然環境も人気の一つであろう。
殺伐としたコンクリートから土の道を歩む心地よさは何とも言い難い自然の温かみと忘れかけ自然の匂いが此処には未だ残って
いる。

八王子から更に西から鎌倉へ結ぶ幹線路
僅かに古道の面影を残す貴重な自然の遺跡。
左側が鬱蒼とした崖で、此処を通るのは
精々犬の散歩で訪れる程度。

真夏は雑草で覆われ、この崖が格好の住処
となる"マムシ"との対面もしばしばある。
朝の貴重な散策路の一つであるが、夏はさすが
に腰が引け、右側のコンクリート路を選んでしまう。

□たっぷり自然を