大規模な官邸建築として、全国的に貴重な建築物である。
御座所は皇室の方々の居住部分として使われていた建物で
当時使われた家具や備品が良く保存されている。
灯具やシャンデリアは当時のものを残しており、電球は
昔通り、タングステンを用いたものを特別に作らせている
のは面白い。

明治初めの日本の皇室を威厳を示すもので
建物や家具含め、皇室の格式を支え、歴史の重さを
漂わせるものである

写真はパンフレットから引用した。

西附属邸・梅園・東附属邸と広い邸内
は明治、大正、昭和の三代77年間に
わたり、歴代の天皇陛下、皇后陛下、
皇太子殿下がご利用された。

その由緒ある建築物と広大な庭園に格式高く
普段立ち入る事の出来なかった幻の皇室の世
界が自分の目線で確かめる事が出来る。

東西併せ、園内をくまなく見て回るのに
90～120分かかるが、四季おりなす植物と
手入れの行き届いた庭、それに木立から伝わる
潮騒は、別天地のようだ。

玄関口で期間限定で甘酒のサービス、
じっくり温め、とろみを帯びた味が何ともいえず
美味かった。
厳粛で整備の行き届いた皇室の施設を直に見て、
朝の一時が清々しい気分で迎えられた。

東附属邸は皇孫殿下の御学問所として設けられていた。
現在は茶道などお稽古ごとなどに使われ、市民の文化交流の場として活用されている。