◇未知への挑戦

周りはともかく、当の本人は、車取り立てのころの車の持つことからの憧れはとうに失せてしまっているが、
今日明日に結論も出せず、そのまま足変わりにしがみついている。
そもそも車への取り込みは何で駆り立てられたのであろうか。
車があるからこそ行けた未知の世界への挑戦は、若さから生まれる冒険欲や探究心がらと思える。

<内に秘めたるものが駆り立てられ、メラメラと燃えだし、可能性を求めて追い求める、エネルギが結実
してゆく。それが車であったのであろうか>

<切り立つ断崖に打ち寄せられる白波、頂部には灯台の絵姿は正に絵になる襟裳岬、国道34号で灯台
へ目指す。海岸に突き出す地形から、絶えず潮風の洗礼に植物も少なく荒々しい岩肌が自然の中にある>

<果てし無く続く別海町の酪農地帯。北海道ならではの正に大地を走る>

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◇大地を駆けめぐる

<雄大な知床半島を縦断する、知床横断道路、所によっては鹿との出会いも、ウトロから半島を挟んでラウスまで
ダイナミックな横断である>

せせこましい都会から離れ、徐々に行動半径が広がり、果てしない大地をぶっ飛ばし、地球の偉大さを
感じた北海道まで取り込まれてしまった。
モータドライブの魅力に取りつかれ、通年の定例行事として定期便のように奥の広い北海道へ道東を皮
切りに、道北、道央、道南などをくまなく走破してしまった。
遥か水平線の彼方、駆け回った異境の世界は未だに脳に焼きつき,貴重な記憶が思い起こされる。