体験教室の始まり

昭島市役所に準備された「小学生科学体験教室」 に集まった生徒は34名。 一人一人にプリント板や電子部品で構成する、組み 立てキットは渡され、製作工程単位で準備された図 解入りのマニュアルで作業が進められるように準備 されている。 始めて、ドライバーを持つ生徒、もとより半田こては 家庭にもなく、始めて見る生徒もいるようだ。

教材を見て、思わず尻込み

準備されたプリント基板には部品は着いていない。 これに部品を付けて、半田を流し込む。 簡単な説明はあったものの、製作時間の割り当ては たったの3時間弱の午前中で仕上げる予定だ。 「オイオイ全くの素人の子供達に出来るのかよ」 と渡された基板と電子部品を見て思わず思ってしまう。

完備された手順書

短期間に完成させるにはドキュメントが役立った。 各工程単位に絵図入りで、実に丁寧に 纏められている。 限られた時間に長々とした説明は無用。 マニュアルに陥りがちな難解な言葉が無く 図解入りの組立手順は、講師の思い入れも 入っている様で判り易い。 講師がその頁を指示すれば、準備された手順書を基 に子供達がドンドン作業が進められるようになっている。

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