アンダーパスを潜り、北野街道に出る。左手が高幡方面、右手が北野から八王子に通じる要路である。多摩地域を
担う輸送経路で車両も結構多く、片側1車線のため、右折車などがあると直ぐに渋滞する。
前方に多摩丘陵の緑が間近に迫る。この北野街道を越えて、住宅地の中、山側に入っていく。

いよいよスタート、大仏さんの直下、この辺では小高い見通しの効いた所から、これから目指す遥か彼方の多摩丘陵
を確かめれる。真っ直ぐの道が緩やかな勾配で下がり丘陵地帯へコースの走り始めの、様子を伝えている。
「わあお～遠い」と思わず思わず絶句してしまいそうな、遥か遠い道のりであるが、頑張るしかない

浅川を越え、道が急勾配で下がり、京王線をアンダーパスで潜る。道の延長上で北側にJR中央線の堀之内踏み切りが有り、
電車の通行量も多く、「開かずの踏み切り」と何時も車両が長蛇の列になっているが、半ば諦めている。
しかし、京王線は立派なアンダーパスが、いち早く設けられ、円滑に車両を流し、いるが、肝心の車両の姿はご覧の通り見られ
ず、少ない。
ご覧の通り、『南平立体』、看板表記にこの先が北野街道である。

浅川を越える「一番橋」を渡る。くそ暑い中で川面に吹き抜ける川風が体を通り抜け、涼気が心地よい。川筋に土砂の
堆積で自然に生まれた島と両岸の間を緩やかに川が流れている。川底が見え、水流は年々減少していると言われている。
浅川の上流もコンクリート等、都市化から川への浸透が少なくなった。川底の治水対策、河川の整備から、見た目透明度
もあがり、水質の改善から小魚の住み処に捕食するサギなど飛来する姿が見られる。