新宿駅も拡張に継ぐ拡張に昔のイメージががらりと変わってしまった。コンコースから中央、中央特快山の手、総武、京王
、小田急の乗り換えであったが、今回の踊り子号は専用通路に繋がっているものの5，6番線乗降ホームは南側の遥か彼
方であった。この5，6番線の南隣の２００ｍ先が代々木駅で隣接駅のチャイムが届く位の距離である。
行けど行けども、その姿見えず、同ホームに、発車待ちの踊り子号の姿に辿り付き、漸く乗る。
向かい側の6番側にはこれまた特異な成田エキスプレスが発車案内を告げていたが、伊豆、成田とますます広がる拡張路
線をつげていた。

列車旅の難点は普段持たない大きい荷物を抱え、移動することの負担である。まして人込みに巻き込まれ、描き分け
ながらの登行はかなりのリスクを伴う。乗り換える煩わしさは、特に田舎に引っ込んだ者にはストレスが思いきりのしか
かる。
今回は新宿駅から乗り入れた踊り子号で下田まで乗り換えなしで運んでくれる直行便の専用列車が魅力的でその予約
が取れた。

こんな触れ込みがネットで泳いでいた。
至高の刻　美しさを感じる心が、煌めきます　世代を超えたふれあい
あなただけの体験と感動が　旅と調和する。
なにか懐かしいつねに新しい　伊豆の魅力が想像力をかき立てる。THE ROYAL EXPRESSであった。
真っ白い上着にネクタイの正装姿で出迎えられ、ＶＩＰ待遇、んん～んこんな優雅な車両に乗れば俗世界から離れ
魅力に満ち溢れた伊豆の世界に、心酔することが叶い冥土のみやげへの贅を尽くした案内であろう

都心の雑踏を潜り抜け列車はJRと併合していた伊東駅から、JRと分離し伊豆半島の海岸線を走る伊豆急行線に入る。
伊豆高原駅ではその眼には鮮やかな　THE ROYAL EXPRESSが書かれた車両に遭遇する