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既に街中は厳戒の中にあるなあと、マスコミ報道で知っていたが、「特別警戒中」の無粋な大きな看板が街中に立ち、ここで
暮らしている者、外から訪れる者も異常な緊張感を煽り立てるようで、ピリピリしたものが伝わってくる。
通過車両は総て、この検問の網にかかる。一般車両は車内、トランクの検閲、中には車の底部も監視の目が入る。タクシーでも
この車列に付くので、客の黙視確認。鋭い眼光に睨まれたが、怪しまれずに無事通過。てなことでたちまち渋滞の渦が生まれる。
ここで生活基盤のある人は特別な身分証を持っているが、それでも免許証の提示を求められ、暫くは拘束された世界での生活を
強いられている。
出くわす警官の姿に皆恰幅が良く、相撲取りのように腹回りが大きく、メタボ気味であることが象徴的であった。
◇桜木町駅にて
左側によこはまコスモワールド、国際橋からパシフィコ横浜国際会議場に抜ける道である。散策で若い人の群れは賑わいを見せている
が、その目と鼻の先の車道では非常線が引かれ、金網が張られた警察車両と警官の群れでの厳戒体制で、ネズミ一匹も通さず構え。
◇車両検問
JR桜木町駅の改札口には乗り降り客で雑踏するなか、梯子が用意され常時制服警官が高い位置から俯瞰している。駅脇の
常設されているロッカーは警官が張りつき、利用禁止になっている。
人込みにまみれての、挙動不審者、テロ活動で利用され易い、物置き場などは格好の利用場所となり、水際作戦で厳戒体制
が敷かれている。
◇地上では