出航後40分どうやら、魚群を発見したようである。
船はエンジンを少し落とし、潮に向かって、位置の
コントロールに入る。船長の合図で、しかけ降ろし
いよいよ 釣り開始である。

深さ13ヒロ で目の前のおきあみを天秤につめ、慌た
だしく仕掛けを降ろす。おきあみを海中に巻き散らし
餌巻きを行う。

湘南の大磯が発祥の地とされる『カッタクリ漁』で
早くも当たりが出始める。

写真の矢印部分が『カッタクリ漁』の仕掛け

群れに遭遇したのか最初の当たりは鯖 とシイラが入れ
食い状態だ ・・・・。
警戒心が薄く、食欲旺盛でカッタクリのバケ、釣り方の
上手下手に関係なく、皆手応えに沸き立つ。
群れさえ回ってくれれば簡単に釣れてしまうのであろうか・・・・。
あちこちでつり上げた魚が床面をパタパタ撥ね上げ
嬉しい歓声を上がり、静かだった船上が一気に活気
を帯びてくる。これがまさに海釣りの醍醐味をたっぷり体感する。

小職にも、その当りがあり、気分よくアイスボックスに獲物を
切れ目なく入れる。多少釣れたことで余裕が出たので仕掛け
を離し周辺の状況を見ながら、カメラを廻す。

こんな写真を撮ってる暇もないのに・・・・?。

船壁に膝を寄せ、体を固定し船の揺れから体を中腰に構える。
垂らした釣り糸を掴み、リズミカルに上下に上げ下ろしを繰り返す。