実施日程が決まったが、前回の梅雨空から、一転して雨の心配は無かったが猛暑の中での作業となった。
今回の猛暑は高気圧が2層に重なり、空気が下がりながら圧縮され、温度が上がる。雲が出来にくい構造のため日射量
が増え、地上付近は温度が上がりやすいと言われている。
23区内の熱中症による死者は8月2日に確認され、17日に53人が亡くなっている。暑さの峠が見えない今日、更に増加累
積されるという深刻な異常事態である。
こんな猛暑に晒され、時期を見合わせればとも過ったが、「やります」の言葉に載ってしまった。

ベランダデッキは朝は建物の陰で陽は当たらないが、10時頃から諸に炎天下の世界に晒され恐らく40～50℃の過酷な世
界が予想される。
何とかならないか思案の挙句、日除けを準備すれば、地獄の直射日光から回避出来ると確信した。

こんなことから前日からテラスの上部の物干台にブルーシートをかけた。皮肉にも折からの風が吹きまくり、シートの内側
から吹き上げられ、折角被せたシートが飛んでしまった。
四囲をガムテープで仮止めさせたが、強い風圧に何度も飛ばされ、おまけに足場の悪い高所に激闘し、当日の朝には何と
か収まった。
これで何とか直射日光から避けられたがシート内での熱がこもることもあって、扇風機を用意し強制的に熱を吹き流した。
こうして作業環境を準備し熱射病にかからない様、配慮したが、工事終了後、この仮設シートが何よりも有難いと感謝された。

＜シート内に籠る熱気に作業場に邪魔にならない場所に扇風機を設置し強制的に排風させる＞

＜作業場となるベランデッキは諸に直射日光に晒されるので日よけでブルーシートを被せた＞