食べ物屋、米軍基地特有のグッヅ販売
など余り代わりばえしないが、賑やか
な街が出来上がる。

青い目の売り子に、はためく米国旗
気分は異国情緒を手軽に楽しめる。

しかし東京デイズニーランドに代表される
欧米の街作りが浸透した今日、特に珍し
く目に映るものもなくなった。

カウンター越しに、片言の日本語と片言の英語で
飲み物の購入。
列の順番待ちで、果たしてこの栗毛のおねえちゃんに
普段使わない、英語をどう切り出すか、呪縛にとらわれる。
おどおどしながら「one、beer」・・♪なんて語尾を
挙げて、かなり無理した言葉で買い求める。
背後のお客も真似てやるが、それを見透かすように淡々と
売りさばいていた。

□賑わう出店

むき出しの屋外でダイナミックに肉を焼く。
立ち込める煙と共に香ばしい匂いが辺り
一面に立ち込める。

この匂いと焼きたてのステーキに釣られ、
カウンターは何時も長蛇の列。
注文を裁くのに追われ、裏方は目一杯
汗をかき、一心不乱に焼いている。
勤勉さの定番は東洋人だけと思ったが、
その汗する真剣な姿に、別の米国人を
見るようであった。

サングラス越しに格好良いカウンターボーイ
お客の注文を店に伝える。
背後にその値段が表記されているが
高くなく、低くなくと言うところか

□ステーキ屋

もとより駄々広い滑走路に日陰も無く、炎天下の
芝生の上で、ビールで喉を潤し、ドッグをほうばる、ささやか
なランチであった。