鳥害があって､早速棚にネットを張って､上空から鳥の侵入を防ぎ､鳥対策に期待した｡
白のネットを掛け、更に被せる様に黄色のネットを張、併せて2枚のネットを重ね隙間は埋めた。普通ならこれで､敵も
侵入を諦めるが､敵もさるもの､引っかく者､餌の好餌に味をしめ､再び襲来攻撃があった｡

ネットの下側は無防備で､棚の下側から侵入し､再び大量の被害を被った｡
既に役立たずの袋を外すと、ブドウ粒が１～2粒残すのみで、その殻袋を回収したが10袋は遥かに超えた、甚大な被害
であった。
好餌を求め､一度味をしめた鳥の学習能力の高さに､いささか参った｡
『なんでこんなに痛めつけるのか持ち主の怨恨でもあるのか』
壊滅的に拡大する被害の一方と､残り少ない収穫に､もう諦めるかと､思ったが､たかが鳥ごときに負けて溜まるかと
メラメラと闘争心が湧いてくる。疑心安危で､ささやかな望みを託し､ＤＩＹに通い対策を練った｡

上からの襲来に対しては上述の方法で充分と思ったが、棚の下側からの襲来は思いも寄らなかった。
棚下側に別のネットを準備し、棚下側に別のネットを張、ブドウの上下で防禦線を張った。
棚下のネットでこれで完璧と思ったが､メッシュが荒く､敵は隙間狙いで､下側から攻撃の手は弛めなかった｡
房単位で覆った紙の袋も、執拗に突かれ、破れ裂け、中身が露出していた。

地面には食い荒らした殻が周辺に散乱、何れも実は食べつくし，皮のみが見事に食われている。