◇幕開け、オープニング

<愈々オープニングセレモニーが始まる。ネット小屋の中央の出入り口の下部を開き、ベールに包まれた小屋の内部が
披露される。>

我が家の庭は今や盛りと6本の「ひば」の木が旺盛に勢いを増し、コンクリート壁を覆いかぶさるように、塀を囲んでいる。
この植え込みの合間に黄色のネットがブドウ棚である。

昨年(2011年）は数か月かけて手塩に掛て育てたブドウが成熟し、収穫を迎える前に敵(鳥）が数度の襲来で食い荒らされ
棚下に残骸を残され虚しい思いをさせられた。

◇鳥害を背景に強固なネット張り効果

そんな苦い経験を反省に、より強固なバリアーとなるネットを張ってみた。
上から被せるネットは従来通りであったが、ネットが地面に届かず、天井部、上部側面は侵入阻止出来たが、下部は
スカスカで完全に侵入阻止にはならなっかた。
そこで別ネットで下部を覆い、ぶら下がったブドウ房を下部からも侵入阻止出来る構造にした。
こうした状況にぶどうの生育をみながら６月に現在のネットを張った。
以来、9月に至るまで時折、監視しているが、防禦機能が成功したか、敵(鳥）の侵入は無く、無事にブドウの生育を
見守った。