一際目立つブルーの作業衣姿の親方(指揮官)を中心にヘルメットにそれぞれの作業着に安全靴で装備し、全員輪
になり集まり、恐らく施工内容等の確認説明や安全確認などの徹底が行われた思われる。
最後に全員、人指し指を差し出し、全員唱和による安全確認とおぼしきことが徹底され、作業前の儀式が厳粛に行
われていた。
至近距離に列車が走行する中での工事は、安全走行の絶対維持を最優先に行う工事である。危険に隣併せから、
指の差し出し、呼称、復唱、確認は古典的であるが、作業チームとして、お互いに確かめ会う、安全第一の大事の
儀式であろう。

ラクビー試合の終了時、「ノーサイド」で終わりを告げられ、選手たち一同が集まり、指の上げ下げをしながらお互い
に、讃え会え、全員で復唱する、エールの交換が思わず浮かんでくる。

掲示板を中心に当日の誘導員の集合写真である。それぞれ、誘導棒を手に持ちチームワークで工事要所の
車両、人、列車の交通誘導、何れも人生経験を積まれた大ベテランの古参兵であった。
上下、真黄色の派手な服装は通過する列車との間で工事中の情報を伝えるため、列車側からの視認性を高め
られことから、取り分け目立つ格好が必要であろう。