◇新鮮な海鮮を前に豪華な食膳

漸く、伊東の富戸の保養所に到着、17時台であったが、すっかり闇の世界であった。温泉に入り、旅の汚れを落とし
大広間の隻に案内され、既に配膳されていた普段お目にかかれない豪華で華麗な料理に皆、歓声の渦であった。
伊東の漁港から取り寄せた当地ならではのマグロの赤身、いか刺し、鯛、カニの刺身類。今回特別に頼んだ、大きな
金目鯛の煮つけが、目の前で踊っている。
綺麗に盛りつけされ姿に野菜類とも合せ、手の込んだ料理人の思いやりに、何となく箸を付けるのも勿体なかった。
卓に目一杯並べられた料理は小分けされているが、余りの種類の多さに、端から箸を付けたが、量の多さもあって
勿体なくも、残してしまう。完食ならず残置たる思いは、貧乏人の浅はかな習癖かな・・・。

足を上げ、腰の入り方、手先、体の向き、目線の向け先、次々に繰り出される形、リズムに乗って熱くフィーバー 。
実はこの踊りに普段かけたことも無いだてメガネの小道具まで準備、興にいる。
入れ込んだ乗りに只只、唖然、疲れも何処へやら、深夜まで、付き合い、エネルギーをたっぷり貰った。

<胸に手を合わせ教祖様に合掌がこのスライドでは「最後」となる。 その繰り出される変化の連続に入り
込む姿をご覧あれ。>

「目の前で孫たちが、のめり込み、体一杯使い、音楽に合せて、リズミカルに鮮やかに、星野ダンスを披露してくれた」

「踊りの教祖様のモデルは此処から」 Ｙou Ｔubeから

部屋に戻り、「本日のメインイベント、踊る宗教、教祖、星野源様が始まるよ！！」の幕引きであった。
ワクワクして体が勝手に動くようなアップテンポのダンスミュージック、軽快なメロディーがカセットから流れ出す。
このアップテンポのミュージックは、通じるところありか、甲子園の球児たちの行進曲にエントリーされている。
二人は恥じらいも無く、狂ったように踊りだし、目茶苦茶に入り込む二人に笑い転げ、涙も出そうになる。
軽い乗りに、思わず手を差し伸べ、手を合わせ、一緒に踊り出したくなる。
繰り返される次の歌詞に馴染みの曲であった。

♪♪・・・♪歌詞
「胸の中にあるもの いつか見えなくなるものそれはそばにいること いつも思い出して
君の中にあるもの 距離の中にあることを～夫婦を越えてゆけ」

◇その夜は二人にフィーバー