□熱海～富戸(ソレイユ伊豆)

道の駅の海側に「伊東マリーンタウン」の名の如く、ヨットはじめ、小型船舶が海上・陸上合せ200隻余り係留される船艇
の収容施設がある。周遊航海のクルージング他、釣り人が此処を拠点に目の前の漁場を前にダイナッミクな海釣に期待
をかけ、漁果に夢を追う場所でもあるようである。
相模湾の真鶴沖に人気のワラサ、イナダに沖釣に命をかけた、太公望（たいこうぼう)達が釣竿の先に夢を追う。
「伊東マリーンタウン」を離れる頃、既に日は落ち夕闇迫り、短い冬の一時、旅路を急ぐ。

<真っ暗闇に幻想的な世界>

伊東を過ぎ、目的地ソレイユ伊豆に到着前に既に、135号線の伊豆高原はすっかり、闇の世界に入ってしまう。
路線の途中で暗闇の中、こうこうと輝く光に、照らされた飾り物が目に映り、シャッターを落とす。夜間に集まり
何か催しをやっているようであるが、後になって調べたが、全く場所が特定できない、幻想的な世界であった。
闇の中、頼りはナビゲータが唯一の頼り、目的地に確実に近づいているようであるが、心理的な焦燥感も漂ってくる。

◇熱海サンビーチ

熱海サンビーチの広大な砂浜が拡がる。綺麗な砂浜に遠浅もあって、格好の海水浴場である。海岸部は防波堤も
あって、波なく静かな海岸線である。浜沿いの一角にお宮の松があり、富豪のもとに嫁ぐ、許しを乞うお宮を貫一が
足蹴にする金色夜叉の銅像も立っている。
山側の傾斜地に熱海ニューフジヤ、HOTEL MICURASなど巨大なホテルが郡立し海岸線に迫る。さらに西下すると
船舶が停泊出来る熱海港に到着、此処から大島や初島への定期航路がある。

◇伊東の椰子並木

熱海の繁華街を抜け、愈、伊豆半島の頸に当たるり伊東に入る
真冬なのに季節に関わりなく、木の上部だけがこんもり繁る椰子の木は南国独特の風情を漂わせている。特徴ある
椰子の木が格好よく、等間隔に植樹されモダンな街並みを飾っている。
正面の椰子の木の真っ白い建物が、岸壁に建ち、風景画を見るような世界に見入ってしまう。その建物は果てさて何だ
ろうか?

、

「サンハトヤ」の背後に道の駅「伊東マリーンタウン」でそれぞれ別々の出発であった埼玉組と横浜組が晴れて
合流し、無事の再会を喜び合う。伊豆山中に入ると、是れほどの規模の店も無いことから休憩と合せ買い物を
する。大型駐車場が用意され洋風なモダンな建物にショッピングや食事所が密集し、賑わいを見せている。

<海側は船舶の収容施設>

<道の駅「伊東 マリーンタウン」>

海岸に迫り出すような巨大な建物はCMでも馴染みのサンハトヤであった。貧民の身分では全く無縁であるが、直下の
相模湾を前にホテルの一室から眺められる炯眼は如何なものであろうか? 悔しいけど只々想像するだけの世界である。
道すがら、真っ直ぐにすくっと聳え立ち、天高く見事に育った威風な椰子の木にしばし、目を奪われるられる。

<その正体はあの有名な「サンハトヤ」