代替品の購入に何処から買うかの選択は、手許のPCを引き取って貰うかが決めてとなった。個別に当たって見ると、取扱店の
対応に随分の差があった。
YMD電機、「当店では引き取りは取り扱っていません」。
KSデンキ「PCは100円で買い取り、買い取り業者に引き渡す、仲介の労を取れます」
以上の回答に、考える余地無く、後者の業者に決めた。
面倒なメーカーへの引き取りにの手間を考えると、店頭に持ち込めば、済んでしまう、サービスが、拝のような横着者にはとても
大きい。晴れて先代の来生を見守って、先代のバトンタッチを余り考えることもなく、店員のお勧めに乗せられ決めてしまう。

パソコン音痴の素人と向き合い、何とか普及に勤め、画面を通して、未知の世界に案内してくれたが、役割を終え、
終末を迎える。
穴を開けられ切腹したハードデスクの見事な最期に、これまでの奮迅の働きに感謝を込めて、別れの杯を交わし、
泡と共に惜別を行う。

Crush Boxから、取り出されたハードデイスがご覧のように破壊されたことを目の前で見せてくれる。大きな穴が、2箇所開けられ
成仏したハードデイスに、目で見える形で物理的破壊を確認することが出来た。

最近のハードディスクは記録媒体をコーティングしている盤がガラスで出来ており、ハンマー等原始的な破壊はガラスの粉砕、飛散
などもあり、大変危険である旨、避ける様に、ネットで流されている。

目の前で行われるダイナミックな破壊に、思わず凝視してしまった。
引き取られたPCから、手慣れた手つきでハードデイスを外す。店先のカウンターでご覧のような、Crush Boxが置かれ
取り外したハードデイスが挿入される。Crush Boxのレバーを下に下ろすと、ハードデイスに穴が開けられ、破壊の儀式
は簡単に終わってしまう。

引き取って貰うPCのハードディスクからデータは削除したつもり。しかし、最近はごみ箱から削除し、クリーニングしても、
そのデータを復元するソフトがあり、第三者に悪意に流用されることがある。引き取られたPCが何処へ廻るか判らず、
PCの魂を抜いても一抹の不安もある。
そんな不安の解消にPCを持ち込んだ店先で専用機器でハードディスクを物理に破壊して、機能滅失させる方法が
ある。確か、3000円であったか、安心料と思って対価を払って破壊をお願いした。