椅子に足を載せ、背伸びをした瞬間、椅子に偏った体重が掛かり椅子が猛烈な勢いで回転した。
体が飛ばされそうになり、その場で椅子から落ちまいと、目の前の物にしがみつき体を預け、
何とか落ちなかった。
しかし、その時に体を預けたのがデスクトップで、勢い余ってそのまま、『ドスーン』という物凄い
音を立て落下した。
その瞬間、デイスプレーの表示が消えてしまった。
目の前に起きた衝撃にしばし呆然としたが、落ちたデスクトップを元の位置に戻し、外れたケーブル
を繋いで再起動かけたが、最早後の祭り、全然動かなくなった。

前述のデイスプレーの上部の棚の上にはデスクトップのパソコンが乗っており、更に背後には書類
が載って居り、情報が集約される。天井近く床から既に手に届かない高い所に位置する。

これらの書類の取りだし、保管は梯子を使うことが必須となる。
梯子の搬入が遂面倒と、目の前の椅子に足を掛け、書類アクセスが可能となる。

椅子が回転し、体が降り回され一瞬、倒れそうになったが、何とか椅子の上に留まった。しかし
預けた体がデスクトップであったが、そのまま落下した。

一瞬にして置きた目の前の崩落事故に幸いにして怪我も無かったが、突如発生した惨事にどうして
良いやらしばし呆然とした。
どうして良いやら整理が付かず、に多少金が掛かっても兎も角パソコン復旧に全力を注いだ。