ルーフカバーを外し、PCの内部を確認し驚いた。何処からやってきた埃が筐体に進入し、その埃を高速回転の冷却
フアンがかき回していた。一端筐体に飛び込んだ埃が、行き場もなく、どんどん積み重なっていったのである。

プリント基盤の一番発熱する腰部に大きな冷却フアンが付いている。これが高速回転し、格子状に穴が空いたルーフ
カバーを通じて外部と繋がり、換気する、構造である。
冷却フアンはじめ埃がまき散らされ、筐体内部のあらゆる部品の表面に埃が堆積していた。

格子状に穴が空いたルーフカバーは丸い帯の模様がはっきり残されている。先程の冷却フアンの換気が
円形の通路になって埃を通じて、外部へ放出されていることが判る。

通常はこの放熱フィンの上に冷却フアンが載っている。冷却フアンを外すと、放熱フィンの上はご覧の通り、埃が
堆積されている。逃げ場を失った埃が冷却フインの隙間を埋めてしまい、パソコン要部の生命線である冷却機能
を劣化させている。

特に埃が堆積された部分は冷却フアンで、複数の羽根、フアンの外周部、内部はご覧の通りであった。フアンの中央部
は埃が詰まれ、銘搬が読みきれぬ位に溜まっていた。一辺、溜まった砂上の埃が付着し、どんどん増殖し、冷却機能が
明らかに劣化させている。