◇進入ルート閉鎖作戦

『溝鼠』は地中ルート限定、『熊鼠』は壁も厭わず登攀してしまい行動自由のため、場所を選ばず侵入する曲者である。
従って建屋の内部に繋がる隙間は何処も塞ぐ必要があり、妥協は許せない。徹底的な進路閉鎖が必要となる。

塞いだ地表面に前述の網を敷き、防草剤マサドミックスと言われる、赤色のセメントを流し塗り固める。コンクリートは
除草を兼、ピンポイント固められる。固まるのに1、2日以上かかるが固化後、人力では壊せない、特色をもっている。
目立つ橙色であるが、施工後何処をやったか判りやすい。

①床下に繋がる通気孔

台所の下で、配管が走る。この配管周辺が地中深く掘られていた形跡が見られる。この鼠穴を地表面で固める。

1)台所の配管の鼠穴封鎖

建屋の構造から、建屋の外側からハウスキーパーを取り付けられないものは床下の内部から取り付ける。

細かいメッシュのハウスキーパーを取り付ける

雨戸の戸袋部分の取っ手、差し込み部分も手が出し入れ出来る、大きな空隙があり。敵の格好の侵入ルート、此処にも
開閉式の蓋がかけられた。

2)建屋基礎部分の鼠穴封鎖

床下にも再び防御服で身を固め、敵の鼠穴、全滅作戦に、いざ潜行する。潜行口では使用される網が準備され
適正に裁断し、セメントを流す前に網が張られ、鼠穴、を塞ぎに活用される。

②床下鼠穴対策

2階の天井に繋がる通気孔もこうして塞いでいる。

玄関下の基礎部分も掘られた形跡があり、地面とコンクリート基礎の接触部分もL字型に固められている。
こうして床下の鼠穴はこうして封鎖された。