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'10ー02

◇定点観測

□最後に

ライブラーの記憶の中、確かあそこの場所は同じではと思って、重ねて見たら奇跡的にほぼ同じ位置からの画像であった。同じ位置
から時の経過がどのように変化したか定点観測してみた。撮影場所は「外苑西通り」の外苑橋から,首都高外苑入り口付近を撮った
写真である。

フイルムスキャナーを初めて動かして見て、眠っていた画像の記憶が蘇った。10年前購入した先代も、今回継いだ2代目も、
ほぼ同じ10K円で購入した。但し、2代目はフイルムスキャナーと言う、大きな機能が備わっている。これも日進月歩の技術
革新の成果が、大幅な機能アップに繋がっているのであろう。

<現代>

<約40年前>

正面にやぐらが立てられ、円筒の大きな橋桁の上に高速道路が途中までかけられている様子が見えるが、丁度建設過程の首都高
である。白い看板の金物屋があり、角に「つた」が一面に張る、洋館建の家がある。首都高の背後が新宿御苑である。眼下には時代を
象徴する車が走っている。

正面に防音癖で覆われた首都高が見える。金物屋は無くなってしまったが、角に「つた」が一面に張る姿は当時の様子をそのまま残さ
れている事実に驚いてしまった。東京オリンピックを挟んで、大きく変わった周辺環境にこの「つた」が見続けている。