cheju島最大のリゾート地として観光開発され、渓谷美に包まれた中文リゾート地区に到着する。
cheju島の生い立ちからは島の南側が隆起して出来上がった言われ、南の海岸は殆ど絶壁になっている。
全島を覆う一大溶岩流の下には多量の伏流水が流れ、その水が海岸近くで始めて姿を表すのである。
chejuには滝が3ヶ所あるが、その殆どが南側にあるのはそんな背景から生れた。
眼前に開けているのは、その代表的な一カ所である天帝淵の滝である。

南側は皆、絶壁の海岸と言われているが、その湧き水が滝となっているが、水が綺麗なことから昔から天上
の滝と言われ、神様に差し上げた水と言われている。
3段の滝があるが、2段の滝が天帝淵と言われている。
展望台からその姿が見えるが、この時期は渇水なのか1段目は見られなかった。

綺麗に整備された公園の一角に変わった噴水がある。
胴体一つにそれぞれ形を換えた動物の頭が複数あり、
それぞれの口から噴水が出ている。
動物の頭は、それぞれの意味を持ち、願い事を叶える。
「龍」は地位を高める。
「亀」は長生きする。
「オシドリ」は仲良し?
「鯉」は子供の健康を祈る、
「豚」はお金が入ります様にと富の象徴である。

「どうぞ願い事を叶えてください」
moonさんの後押しもあって、とどれを選ぶか
それぞれの思いに、動物に化身の神を遠巻きに眺める。
さあ～さしずめ余り縁のない、「豚」あたりにかけるか?
貧する我が家の懐を、豊かにして貰えないだろうかと
豚様に向かいあって神頼みした。

天然の立地に併せ周辺が観光用として綺麗に整備されている。
観光用の目玉の一つとして峡谷をまたぐ様にアーチ型の橋がダイナッミックにかけられている。
橋脚部の赤色地に彫刻された真っ白の天女像が7人の天女が水浴びした後、天に向かって舞上がったもので、
描かれる怒派手なデザインが目を引く。
緩やかな緩斜面の橋を渡って行くと配下は深い渓谷美が一面と開け、素晴らし眺望を堪能できる。

観光開発によって同地域の道路網が出来、駐車場も完備し、多量の観光客を受け入れられるになった。
「道路が整備される以前は付近の村人だけが水汲みや薪とりに訪れるだけの土地であった。」
司馬遼太郎の一行も此処と天帝淵を訪れている。同行した司馬の友人であり、いにしえの眈羅の人が少年時代
の此処の様子を語っている。