沿道の一角には甘酒とお汁粉の無料サービスがボランテイアの方が行われている。脇には募金箱、神奈川新聞、更生文化事業団
に送られる。事業団は国内外で大きな災害や、北海道への車いす空の旅など寄付金を福祉活動に活かし、県内の福祉水準の向上
に寄与されている。

これらの災害に支援の手を差し伸べる募金箱が置かれている。
早速、温かい甘酒のサービスを甘受、この冷えきった空気の中で何とも温かい志に感動する。
僅かな浄財であるが、微力ながら支援を贈った。僅かな気持ち程度の浄財であるが、役に立てばと入れておいた。
サービスの温かい飲み物を甘受する。とろみの効いた、甘酒とお汁粉が何ともいえず美味い。この時期、高幡不動の出店で飲む、
甘酒は上澄みに糖分を加えたものだけにとろみも少なく、此処に来て、改めて、甘酒の美味さを思い知らされる。
駅伝を支える、こうした温かいサービスも間違いなく大勢の観客を呼び寄せる一役をかっている。

防寒ズキンをすっぽり被る幼女も、お汁粉の給杯サービスにじっと待ち受ける。こうして大人も子供も温かい飲み物に体の芯から
温まり、選手の応援を影で支える人々によって、箱根駅伝はなりたっているようである。

沿道には時間を見計らったように人が徐々に増えてくる。何処から来たのであろうか?広い年齢層の駅伝フアンが、それぞれ小旗をかざし
選手が来るの時を待ちわびる。

選手が走ってくる、保土ヶ谷側である。道が途中で曲がり見えなくなっているが、直ぐ先が権田坂で、この近辺が坂を下りきった
緩い緩斜面である。もうこの辺に来ると国道1号線も片側1車線と、一地方のロカール路線になっている。往復車両で賑わいを
見せる筈の国道も徐々に減ってくる。