ローテータのコントローラを操作し、アンテナの向きを磁石を見ながら北側に向ける。コントローラが2階の居室に
あり、アンテナ監視役と操作役が一人二役、ピッタリとアンテナの向きが決まるまで、家を出たり入ったり、忙しい
が、如何にもアナログ的で面白い。
上空のアンテナを向きを確かめ、手許の磁石で向きを確かめる。こうしてアンテナの向きが、判ったらコントラー
側の指針を合わせる。
コントローラの障害、復旧過程での操作も併せ、アンテナの向きとコントローラの角度指示が、ずれる可能性が
あり、現場を確認しながら、角度指示を合わせることで、角度指示計の正確性が確かめられる。

こうして、ローテターは復旧した。使用開始以来、約１０年、2009年にOリング切れから、ローテータ障害に原因を
特定出来ず、タワーに登り、アンテナを持ち上げ、ローテターを外してしまった。
地上から、その現場を眺め、改めて、凄いことをやってしまったことを、思い起こされるが、そんな気力も失せて
しまう。幸いにして持ち主同様、爺さん同士で支えながら何とか動いてくれる。

ローテター復旧の暁、'17ー102017 CQ WW DX コンテストでローテターを廻し、微力パワーでささやかに
パイルの渦になだれ込み、NEW ONE狙いで、カリブ海で夢を追っかけた。SSBに絶叫マシンで連呼、6Y1LZ
(Jamaica)続いてV31VP(Baliza)がコールバックされのも、この爺さんのお蔭とさえ思える。