沸き立つ噴水がライトアップされ、真綿のような真っ白い柔らかな姿が、何とも幻想的な
世界を作り出している。
幾多の造形物に堪能しながらも出発点の光化門付近のこの姿が圧巻であった。

川淵の壁に鮮やかなブルーがコンコースの雰囲気作りに一役買っている。
壁面の僅かな光で映し出される黒い陰は人の陰である。
この壁面など光のオブジェクトを楽しみながら散策する人も多く、昼夜通じて人波は絶えない。

清渓川沿いを光化門から東大門に向かって李さんと一緒に色々話しながら約5.8キロの距離を歩いていたら
瞬くままに終着近くに着いてしまった。
この川に架かる幾多の橋や、現代アートのオブジェや市民の手による壁画などもあって歴史や文化を触れ合い
緑豊かな散歩道もじっくり楽しんだ。
食事場所を探すことで、再びこの川沿いを道路側の高い位置から折り返した。
明るかった日も落ち、周辺もすっかり暗くなり、川面に準備された造形物がライトアップされ、変化に飛んだ幻想的
世界を生み出し、昼間とは全く異なる風景を確かめながら楽しんだ。

seoulの街を1日目から10㎞以上、気合を入れ歩き廻ってしまった。
夕方は特定な場所も言わず、無責任に李さんに案内をお願いしてしまったが、当人も何処にすべきか迷った挙
げくの清渓川であったと後で語っていたが、都市化の陰でこんな素晴らしい場所があるとは思わなかった。
漢江の還流による大胆な発想から人口川はヒートアイランド化された周辺に涼気を呼び、高架橋の撤去と
車両規制は汚染された大気が確実に改善された。
維持費は年に2億円以上かかる。好評の一方では、自然河川でなく人口水路であることに自然の復元でない
ため理想とは言えないとも言われている。・・・朝日新聞環境エコロジー 2007ー5記事から一部抜粋
第1日目終了