食事療法、運動療法に決め手を欠く、メタボリック症候群に藁を掴む状態であった。
お～遂に、危ない"薬"に手を染め、暗闇の世界に足を踏み入れてしまったのか!!
いえいえ、ン十年後ろ指指されることもなく、生き抜く、自称まっとうな男が、一時の攪乱で、身を滅ぼす
まで、落ちぶれておりません。
某製薬会社から、そのものずばり「ナイシトール」と言う薬が今評判との紹介記事が新聞に載り、
「おお～これだ～」と目にとまった。
早速近くの薬局へ行き"薬"を買い求めた。
「防風通聖散料乾燥エキス」?なんて難しい言葉が書いてあるが、要は漢方の丸薬である。
その効能書きを信じて、マニュアル通り忠実に服用する。
たちどころに、快便の効能が現れ、凝り固まった内臓脂肪も溶解するのでは勝手に期待を持たせる兆候と思った。
しかし、その薬の効き方が急であり、その反作用かどうも下痢気味である。
疑心案着、暫くは、この排便の様子を見ながら、その効能を見極めてみよう。

折しも韓国大河ドラマがいよいよ終末の時期を迎えている。
主人公チャングムは官邸内の抗争に巻き込まれチエジュウ島に流される。
宮廷医女へ再出発として、医女教育の中で才気を発揮し、医女として蘇り再び官邸に戻る、
ヒロインの波瀾に満ちた大河ドラマが韓国で高視聴率を生み、日本含め北東アジア周辺に再放送され
多くのフアンを夢中にさせている。
夢物語でも良いから、その聡明さと才気から、チャングムが自ら生成調合した漢方薬に
正しい診断と処方を委ねたいと、訳のわからぬことを思ったりする。