函館からスタートし、半島の外周部を周り、再び函館に戻ってくる、称して鯨の尾っぽ絵図は延べ走行距離420㎞にも及んだ。大
都会の色濃い函館は車も多く、背後の車が捕まるなど取締も厳しく、何時もの北海道とは全く様子が違っていた。車の多さと史跡
巡りで場所探しに神経を使ったこともあって、4日間の運転は、何時になく重く、レンタカー会社への車の無事に引き渡しはほっと
させられた。何時もの通り、責務を解かれた解放感にフライトの待ちの間、喉の渇きにビールは大変美味く、腹に染み渡った。
予定通り函館空港を出発、こうして「2010道南の旅」は無事に終わった。

詳しい経緯は不明であるが、世界三大夜景はイタリアのナポリ、香港、そして函館と言われている。当日は前触れも無くロープウエイは
休みであったが、タクシーを使い、ようやく函館山頂上にたどり着き、百万ドルの夜景と言われる、ダイヤモンドの様な輝きを見る事が
出来た。くびれた部分の左側が函館港、右側が津軽海峡で海岸線がくっきり別れ、繁華街とおぼしき部分が光が重なり、一番輝いて
いる。